ACE COMBAT 5
The Unsung War

…The Unsung War…
……The Unsung Hero……
...The Unsung Dream...

Rushing

 あの時、前線から遙か離れた町でベルカの子供達に出会った。
 打ちのめされていたようで実は真っ直ぐ前を見ていた六つの瞳を、私は今でも覚えている。
 −1996年ユークトバニア女性士官へのインタビュー−

2010年12月21日ケストレル
 ソル・ローランド大尉

 大統領を乗せたシーゴブリンのヘリがオーレッドへと飛び立っていく。
 幾度と無く呼びかけられた停戦は、大統領府に居座っている主戦派連中によってもみ消されるかプロパガンダとして処理されていた。
 この現状を変えるには、自分が行かなければと、大統領が決断した結果だった。
 俺達も護衛を申し出たが、他にすべきことがあると、そして……。
「私も丸腰で敵陣に突っ込むほど無謀じゃないさ」
 そう言って一枚のメモをちらつかせていた。

 時間はアークバード撃墜の24時間前まで遡る。
「なんですか用事って?」
 いくつかのメモが散らばっているブリーフィングルームの机。
 その日はおやじさんが占拠していた。
「なあ、今回の件、ベルカは何処まで絡んでいると思う?」
「……!」
 問いかけるおやじさんの目はかつて凶鳥と呼ばれた頃を思い起こさせる……サンド島を脱出するときに見せた顔だった。悪い癖だ。ビクリとするような状況に陥ったとき、声を無くしてしまうのは。
 おやじさんは知ってかしらずか、徐々に表情を柔らかくしながら俺の反応を待っている。
 きっといつもの表情に戻ったら「悪いことを聞いた」とか言われて自分の言葉を伝える機会を失うと言う思いが、辛うじて言葉に変わる。
「国家絡みとは……信じたく無いです」
 これ以上の戦争なんて嫌だった。自分達が背負う罪を増やしたくなかっただけなのかも知れない。
 何よりそうだとすれば、自分達ではどうにも出来ないと思いながら、見捨てて逃げてしまったという考えに囚われそうだったから。
 おやじさんはその答えに満足げに頷くとメモの一枚を俺に渡した。幾つも並ぶのはベルカ系の名前。どの名前にも覚えがあるような気がするのに、どうしても思い出すことが出来ない。
 続いて渡された二枚目のメモ。内容はほぼ同じなのだがこちらはおやじさんの字ではない。
 そしてその綴りがオーシア語に置き換えられている。
「これは……?」
「君の希望は的中しているよ。このメモは大統領の融和政策の一環として書かれたものだ」
 その言葉に胸の支えが取れていくのを感じる。そして、二つのメモの最後から二番目にやっと知っている名前を見つけた。オーシアに亡命して間もなく、俺達を追うようにやってきた父さんの同僚。あれから何事も無ければ今はバーのマスターをやっているはずだ。
「まだベルカ政府を信じ切れていない連中……多分主戦派とかぶるだろう。彼等に内緒であの戦争の戦犯捜索の協力者達を集めたリストだよ。と言っても、現物は向こうの議員の一人が持っているから、これは大統領の記憶を頼りに書かれたものだ。こちらは、私の知人で協力者になるだろう連中の名簿。君に渡したものは、その中でバルトが関わったことがある連中だよ」
「!」
 一瞬この人まで父の名を出すのかとと思ったが、彼等に絡む話では俺しか繋がっている人間がいないのも確かだろう。無駄なことを言って要らぬ意地を張らずに済むのなら失語症経験も悪いものじゃない。
「知っている限りでいいんだ。こんな状況だからね、政府を経由しない……つまり個人レベルで接触できる人物がこの中にいないだろうか?」
「この人なら、前に義足のバーテンって記事になったことがあったと思うんですが……」
 ……しかしまあこんなリストがあったとは。
 知らぬは子供ばかりなりだったと言うことか。
「さすがにサンズ兄さんはいませんよね?」
「はっはっは。いないいない。ここにあるのは年寄りと一部の将校だけだよ」
 解らないからおっかないんだよなあの人……。

ジョン・ハーバート

 あれは何時の頃だったか、同僚の女の所へ大量の紙でできた鳥が連なったものが送られた事があった。
 当時の職場は平和とはほど遠く、いつ死んでもおかしくない。そんな場所だった。
 千羽の鳥を作って願いを込めるものらしい。平和とか、快癒とか、主に願うのは生命の祈り。
 きっと俺達の無事を祈って送られたのだろうと言っていた。
「と、言うわけで、彼女が寂しくないよう妹が生まれるまで千羽の娘達を送ってやろうと思ってな」
 結局の所整備班を手伝い終えると暇でしょうがないため余った紙で作っていたアークバードもどきを海へ飛ばしている理由を隊長さんに教えている所だった。
「……そんなに紙あるんでしょうか?」
「お前さんね、俺より10以上若くてそりゃ……」
 と、デコに突き付けてやった指が盛大にずれた。
 人差し指の腹を見てみればかさぶたがひっついている。
 ……自分のはともかく他人のは嫌だな。つってもこの縦長はニキビじゃ……と、考えてる間に隊長さんの額に赤い線が一本。
「どしたのそれ?」
「……二週間ほど前にちょっと」
 うなだれ方から察するにサンド島から脱出する時だとか格好の付く理由ではないらしい。
 笑い話の種に聞いてみたい好奇心はあったが腕っ節は相当強いらしいのでやめといた。
「そういやセレス海こっちで良かったっけ?」
「えーと……」
 ……方向音痴でもパイロットってできちまうもんなのな。
「お前も飛ばしてみるか?」
 そこで嬉しそうに頷くのな。
 んで、飛ばした紙飛行機はと言うと風に煽られ垂直上昇しかけて……戻ってくるか普通?
 二度目は上手く飛んだ。風向きが変わったのか本当に親の所に届きそうなほどに。
 振り向けば意図的に上向きに飛ばそうとする隊長さん、まさか戦闘機ではやらないよな?
「所でよ、もうすぐ、時間なんじゃねえのか?」

 ソル・ローランド大尉

1755
 ハーリング大統領と入れ違いになる形で、またバートレット隊長からの暗号分が届いた。
 それには緯度も経度もなく、ただ時刻と無線の周波数だけが示されていた。
1756
 ナガセはもっと前から待っていたんだろう。俺もハーバートさんを見かけなかった多分いた。
 だが、いつもあるはずの物が彼女の手元に無い。
「本、どうしたんだ?」
「置いてきたわ。置き忘れるの確実だもの」
1757
「隊長やっと来たんですね」
「随分待ってたんだぜ。なあ?」
 スノーとグリム。そのニヤニヤは何を待ってたんだ。
1758
 そこにはジュネットさんとおやじさんもいた。
「どうかしたかねジュネット君?」
「思えば、まだ半年も経っていないんですよね。何年ぶりかに声を聞くような気分ですよ」
1759
 皆、スピーカーに目を向ける。誰かが気を利かせたのかそのすぐ隣に時計が掛けられていた。
 秒針が、真上を向く。僅かなノイズ、そして……

同時刻・ユークトバニア北東部

「俺だぁー!」

 マイクの前ではミスターBが威勢の良い声を張り上げている。
 敵さんに見つかったらどうするんですかと思いながらもやはりこうでなくてはと思っている。
 聞いていてビリビリと来るような声だというのに、彼の横にいる少佐と呼ばれていた女性は微動だにしていない。
 さすがミスターBと付き合いが長いらしいと言うところなのだろうか。
 そして自分の横ではまだユークトバニア首相ニカノールが眠っている。
 作戦終了と同時に倒れ込んだ自分でさえ叩き起こされたあの声でも動じないのだから薬物とは恐ろしい。
 もっとも、自分もあの日から薬を飲まねばいつ体調が悪化するか解らない身ではあるのだが。
 明日に備えてオネンネしてなとはミスターBの言葉だが、状況説明すら気合いのはいるそれを聞きながら睡魔に身を委ねるのは困難を極めるものになっていた。
 それでも危うく首相閣下の下敷きになりかけていた薬の瓶を拾い上げ、青年の意識はミスターの声をBGMに現実と夢の狭間を彷徨っていた。

2010年12月22日

 明け方を示すのは時計の針。まだ明るみすら見えない夜空の下。
「おう、ユーリー、いつまでオネンネしてるんだ?ほれ、イワン、コイツをのっけてやれ!」
「了解しました!」
 そうして放り込まれた先にはレジスタンス活動の間ずっと行動を共にしていた戦友がいる。
「ユーリーと心中だけはしたくないなあ」
「俺だってアリョーシャと心中なんざしたかねーわい。ったく何で車輌までお前と一緒なんだよ?」
 何故だか馬の合う二人にひとしきり笑うとハンドルを握る仲間に声をかける。
「バラーノフよう、安全運転で頼むぜ?」
「そいつはミスターBに聞いてくれ」
「違いねぇ」
 三つのバンが別々の道を走り抜ける。0630までには合流地点へと着く手筈だ。
 そして、そこまでの道のりにさしたる障害は無く、彼等は空を見上げた。
 夜闇に目を凝らす。
 彼等が探す姿を見つけるよりも先、運転席の通信機が鳴る。
「ミスターBから各バンへ。0705に行動開始!!……て、時間ぎりぎりじゃないっすかあの人はまったく……」
 傾き始める時計の長針。うなりを上げるエンジン。
「あ、いまし……うわっととと」
「アリョーシャ、そこで落ちたら後生まで笑いの……っ!舌噛んだ……」
 お世辞にも整備されているとは言えない悪路を駆け抜ける、その上を黒い翼が飛び越えていく。

ブレイズ

「こちらハートブレイク・ワン。脱出ツアー開始。上からの引率頼んだぞ」
 俺達を出迎えたバートレット隊長の声は相変わらずだった。
「待ってくださいよミスターB!!」
 眼下にわずかに見えるヘッドライト、通信越しに聞こえる悪路を走る音、時折混じるレジスタンス達の声。
 相変わらず所かますますパワーアップしてるような気さえする。
「ここから貴方達の活躍、見させてもらうわね」
「……は、はい、マダム!」
 聞こえてきたのは女性の声。意外だった。
 バートレット隊長の隣にと言うのもあったが、あの中でよくさらりとしていられるよなとか。
「あの……車には、ほかにどなたが?」
「わたし?ふふっ、謎の女1号よ」
 ひょっとしてナガセ少し妬いてるんじゃなかろうか……そこまで考えて止めた。
「隊長?」
 俺もナガセのことは言えない。

「ふふ。良く聞かされたわ。ブービー、チョッパー、それに、えっと……」
「んんっ……ナガセ、ケイ・ナガセです」
 ナガセと多分隊長のハートブレイクの相手であろう女性との会話。
 彼女より一枚以上は上手だろう大人の余裕、奇妙な既視感を抱くのは何故だろうか。
 もっとも、バートレット隊長のこと、最短距離を突っ切るつもり満々らしく、そんなことに気を取られていては怒鳴り声が飛んでくるのは目に見えてそうなんだが。
「隊長、敵航空勢力接近中です」
「上は任せろ。ナガセは隊長のすぐ前方、スノーとグリムは奥のでかいのを頼む!」
 俺は上空へ、低空へ機首を向けたナガセの機銃が監視塔を、対空砲火を次々と打ち抜いていく。
「ヒューッ、ナガセ、あんな飛び方してて死なねぇ。大した奴だ!」
「ありがとうございます!」
「隊長!戦車隊一掃しました!スノー大尉の援護に回ります!!」
 それと殆ど入れ替わりにグリムから戦車隊掃討の連絡が入る。
 向こうは一体何が走ってると思ってるんだろうな。
「グリムか?お前のことは次の推薦で実戦機に上げるつもりだったんだ」
「あ、ありがとうございます」
 バートレット隊長だと本気でやりかねないな……何せまだいくつか残っていた監視塔からの機銃を物ともせずに突っ切ってしまうような人なんだから。もっとも、後続のレジスタンスが追いつく頃にはスノー大尉がそれらを全部吹き飛ばしていたんだが。
「それ、撃ってきた、撃ってきたぁ!!」
「凄いや、抜けちゃったぞ!」
「いいぞ!あれでこそ男だ!!」
 通信に聞き覚えのあるレジスタンス達の悲鳴を考えると諸手をあげて同意は出来ないが確かにここで慎重になんて言ったらバートレット隊長じゃないな。
「海軍航空隊のスノー大尉?挨拶が遅れてすまん。俺は人見知りの癖があってな」
「よく聞いてます、大尉。今後とも宜しく」
 そして何をとち狂ったのか大型爆弾をぶら下げていた敵機に俺は銃口を向ける。
 慣性が盛大過ぎる花火の爆風に打ち勝ち俺の機体は炎の中を突っ切る形になる。
「そしてあなたのいちばんの秘蔵っ子は……」
「ブービーのことは言わずもがなだ。まさにな」
「光栄です」
「ふふ。頼りにしてるわよ。素敵な声の隊長さん」
「がっはっは!……ブービー、後で倉庫裏に来な」
 同時にナガセの咳払いまで聞こえる。何で俺だけそうなるんですか。

 ……当然の事ながら悪路を高速で疾走するバンの内部では何人かがひっくり返っていた。
「どうしたよアリョーシャ?」
「はは……上空を嫉妬と銃弾が飛び交ってるよ。余裕だなあ……」
 一応ライフル等一通りの武器を携えてはいたが、彼等の当面の敵は悪路のまま。

「突っ切るぞブービー!!援護しな!!」
「了解!」
「へっ。いい返事返すようになったじゃねえの」
 立ちはだかるゲート、対空砲火、その殆どを平らげるように突き進むバートレット隊長達。
「地面を吹っ飛ぶ戦闘機みたいな車……」
 その上通った後には文字通り何も残さない勢い……いや、やったのは俺達なんだが突っ走っているバートレット隊長がやったと言っても違和感がないのが恐ろしいところだ。
「隊長、あれ、なんでしょうか?」

「真っ黒なカラーリングの機体が飛んでる!」
「もうすぐ夜明けなのに、奴らだけ闇が残ってる……」

 まだ数q先の検問におびただしい明かりが見える。どうやら意地でも阻止したいらしい。
 かと言って、こっちもその挑戦を真っ向から受けようとは思わないんだが。
「こちらブレイズ、直進ルート及び目的地直前に派手な料金所を確認、回り道をお願いします」
「あいよ。やっぱ地べたは性に合わんな。早いとこ飛び上がりたいもんだぜ」
 スノー大尉に隊長達の通り道を任せて俺とナガセで最後の検問を破壊にかかる。
「グリム、特殊兵装の使用許可。派手にいってくれ。撃ち尽くしたらスノー大尉の方へ」
「了解しました!」

ミスターB、もといジャック・バートレット大尉

 ブービーが回り道指示したとたんに後続連中が盛り上がりやがった。
「男なら中央突破と思うんだが、こりゃあ育て方間違えちまったかねえ」
「なかなかいいわ。 錯乱が破壊工作の基本よ」
 おいおい。俺はスルーってそりゃ無いだろ……。
「その魅力的な足はしまっててくれ。そんなとこにニョッキリだすな」
 ついでにその魅惑的な目で「妬いてるの?」って尋ねて来るのも勘弁して欲しいもんだ。
 俺だって当時10歳に嫉妬するほどガキじゃねえよ。
 一体誰があの素直なお嬢さんを……って、間違いなく俺だな。
 着任直後のおやっさんといいコイツといいあんにゃろと俺はどういう腐れ縁してやがる。
 ホントに倉庫裏で小一時間問いつめてやろうか。

「ブービー、ナビに感謝するぜ。みんな仲良く最高のドライブだった」
 爆炎に飾られた門なんて洒落たことしてくれるじゃねえの。
 飛行場も大わらわ。潜んでた連中は上手くやってくれたみたいだな。
「ミスターB!こっちです、この機体を使って下さい!」
「おーう、どんな機体でもまかせとけ。自動車よりはマシだ」
 上じゃひよっこ共、地上にゃこいつら。横には勝利の女神様。最高の離陸ができそうだ。
「クルセリ!首相閣下は無事か!?」
 て、なんでその閣下を後続だったはずのアリョーシャが抱えてるんだ?
「閣下はともかくクルセリは目ぇ回してますよ!!」
「これでお別れか……寂しくなるな」
 こいつら。ここまで来て前言撤回したくなるような事やってんじゃねえ。
 本っ当に空気の読めねぇ連中だな。
「帰りがあるぜ。湿っぽい事言うなよ!」

 ミスターBを乗せた機体が滑走路から浮き上がっていく。
 それを見送るレジスタンス達の背後にドリフトで付けたバン。
「アリョーシャ、ユーリー!!乗りな!まだ帰りがあるぜ!!」
「エヴィ、恩に着る!帰るまでが遠足だ!!」
 バラーノフの暴走バンに翻弄されていた警備兵達が揃いも揃って大挙してくる。
 その中央へアリョーシャが閃光弾を放り込む。手榴弾によく似たそれに怯んだ隙を付き飛行場を占拠したメンバーを回収し終わったバラーノフのバンが駆け抜ける。
 だが閃光が炸裂する事は無く、不発と悟るや否や発砲音を伴って追いすがって来る。
「おい。アリョーシャ。あの閃光弾不発か?」
「あれでいいのさ」
 次にこれでもかと言うほどの閃光弾をばらまく。
 先の不発弾もあって油断しきっていた警備兵達は見事に不意を付かれる結果となった。
 色とりどりの閃光が飛行場で、レジスタンス達の背後で炸裂し、彼等の姿はまだ朝日の届かぬ暗闇へと消えていった。
「おい、あれ戦闘用じゃねえだろ?」
「万一と思って持ってきたお祭り用のさ」
 もう通じないかもしれない無線に誰かが叫んだ。
「ミスターB!良い旅を!!」

ブレイズ

 色とりどりの閃光に見送られ、バートレット隊長を先頭に据えた俺達は飛行場を後にした。
 ほんと、この人の影響を受けずにいるのは難しい。
「がっはっは!派手な花火だぜ。そーら、大空へただいまだ!!」
「エッジよりハートブレイク・ワン。味方の前線を突破して海へ出ます。ケストレルが途中まで迎えに出ています」
「オーケー、ヤバい奴らが出ないことを祈ろうぜ」

「本当に奴らなのか?」
 あの鉱山襲撃から、警戒の手を緩めているつもりは毛頭無かった。
「俺は奴らの機体が大佐もろとも海に飛び込むのを確かにレーダーで見た」
 一度現れた黒い機体。既にオブニルからも報告を受けた。
 口では疑問を呟きつつもアシュレイには確信があった。
「鉱山を襲ったのも『ラーズグリーズの亡霊』だったんです」
「わかった。空戦で確かめてみよう」

 皮肉めいた笑みが脳裏に浮かんで、消えた。